縮毛矯正で気を付けていること

全体に緩やかなクセがあり、その重なりで膨らんでしまう髪質です。クセの強さや出かたは一人ずつ違いますし、全体が均一に同じクセの出かたをしているわけでもありません。
お顔周りのクセが強かったり、後頭部のクセが強かったりします。

クセ毛 ミディアム
クセ毛 ミディアム

とくに今回のお客様は後頭部のクセが強く、部分的にジリジリとした細かいクセでお困りでした。このような髪質の場合、髪の一本一本の表面がデコボコしているため、うねるクセは矯正できてもデコボコ自体を、ツルツルにすることは難しいです。うねりを伴うジリジリは、ボリュームが出てしまう原因になりやすいです。ストレートアイロンやブローでスタイリングをしても、湿気を吸い込むとクセが出てしまうため思い切って縮毛矯正をかけようとご来店いただきました。

クセ毛 ミディアム
クセ毛 ミディアム

内側のクセと表面のクセの状態が違うので、薬剤を調節したり熱の当て方を工夫して全体として均一な仕上がりを目指します。

クセ毛 ミディアム
クセ毛 ミディアム

ドライヤーで乾かした状態です。髪の収まりはとてもきれいでした。

クセ毛 ミディアム
クセ毛 ミディアム

内側もクセはキレイに伸びています。ジリジリとしていた部分も見た目には全く気になりません。その部分を触ると髪がザラっとしていますが、やみくもに強い薬剤や高温での施術をして過度な負担をかけてしまうよりも、全体としてのバランスを重視した仕上がりとなっています。

クセ毛 ミディアム
クセ毛 ミディアム

すべてのクセを全く同じように仕上げるよりも、髪の負担やスタイルのバランスを優先することで、結果的にキレイな状態を持続させやすくなると考えています。

担当 三輪


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